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目指すは本所松坂町(まで)

今月は諸事の忙しさに感けて随分と筆を滞らせてしまった。全くいけないことだ。思い出しながら、少しずつでも書き残していこう。
さて、毎年12月14日といえば赤穂四十七義士の吉良邸討ち入りがまづ頭に浮かぶのは職業病か。そして、三波春夫のあの福々しい顔が浮かび、名曲「俵星玄蕃」のフレーズが浮かぶ。いつしか細々とした作業をし乍ら俵星を鼻歌で歌い出す始末は、矢張り重症患者とでもいおうか。
去年に引き続き、今年も清澄氏に同道して貰って本所松坂町を目指す。しかし、温暖化の影響か生憎、蹴立てるような白雪は降ってない。僕も清澄氏も稽古襦袢は着ていないし、段小倉の袴も穿いてない。長押に九尺の手槍なんぞ架けてもいないし、あったらあったで、このご時世に持って歩いていたら、銃刀法違反でしょっ引かれることだろう。…まあ、よい。
昼過ぎに浅草は雷門の前で清澄氏と落ち合う。日差しはあるといってもあまり暖かくはない。しかし、週末ということも手伝って浅草は凄い人出だ。まづは戦勝祈願すべく観音様へお参りして道中の小腹満たし用にと「亀十」でどら焼きを買う。それから、いよいよ出発だ。
前回は吾妻橋を渡って、大川を右に見るようにして本所松坂町へ向かったが、今回は反対に大川を左に見て、蔵前・浅草橋見附・柳橋を通って両国橋から本所松坂町を目指すルートにした。このルートを取った理由は至極単純で、蔵前から浅草橋に掛かる玩具問屋を眺め、

なんか心を擽るようなステキな玩具があれば買い求めたい

と思ったからだ。
柳橋を渡って大通りに出れば左手に、その昔、武蔵国と下総国の二国を繋いだところから名づけられた「両国橋」が見える。が、ここでいざと両国橋を渡らずに、折角だからと寄り道して川端の「大木唐からし店」で詰め替え用の七色と粉がらしを買う。大川を左に蔵前ルートを選んだもうひとつの理由だといっても過言じゃあない。僕にとって七色は大事な脇役なんだよ。
とんだ道草ばかりしている十兵次と玄蕃だ。討ち入りする気はあるのかしらん。勿論、十兵次が僕だ。…悪いね、清澄殿。玄蕃をあげるから堪忍してね。
さて、漸くのことで両国橋を渡り、少し行くと右手に近代的な装いの山門を設けた「無縁山回向院」が見えてくる。この寺は明暦の大火で焼死した多くの人々を弔うために建てたられた寺だ。
その境内の一隅に芝居・講談でもお馴染みの「鼠小僧次郎吉」こと中村次郎吉の墓がある。彼の墓石の破片は勝負事に強くなるという呪いから、次々と削られ何度か建て直ししたらしい。今じゃあ

身代わり本尊

の如く前石が置かれて、これを削れとした立札がある。金に纏わることならと一応、削るだけ削ってきたが、ご利益はあるのかね。あれ。代理でしょ。まあ、鰯の頭も信心からっていうから、頼むよ。次郎吉。僕にも千両箱をひとつ届けておくれ。
次郎吉の墓をお参りして、裏門から出て一本向こうを見ると既に人で溢れている。そこが我ら十平次・玄蕃が目指す本所松坂町だ。
honjo_ekoin_jirokichihaka.jpg
↑本所「回向院」の鼠小僧次郎吉こと中村次郎吉の墓
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熊さん。今のお人で何人目だい?
著者寸描(プロフィル)

浮世名詮〔うきよのめうせん〕

Author:浮世名詮〔うきよのめうせん〕
東西東西~。
さて、これより語りまする者はその名を「名詮」と申しまする。

性格は可成ふざけて居りまして、朝イチから行動すればよいものを、昼も過ぎ、夕闇の濃くなる頃から東都のあちらこちらへ出没し、状況に応じて色々な人物を演じ分ける素ッ惚けた根無し草。

まあ、気楽に気楽にお付き合い下りまするよう、隅から隅まで、ズズいっとお頼み申し上げまする。

先づは

乍憚口上
乍憚口上」つづき
乍憚口上」むすび

を一読下さりまするようお願い申し上げまする。

千穐萬歳大入叶

熊八ブログをケータイしておくれっ
ちょいと、そこのお前さん。無視していくんじゃないよ。めうせんの「熊八ブログ」がケータイでも見ることが出来るっていうじゃあないか。おや、知らない?まあ、この人はなんて野暮なことをいいなさんのかねえ。
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