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チャリで爆走途中に

用事があって、谷中の「いせ辰」に行った。
春のうららかさに誘われて、止せばいのに、めうせんさん、家からチャリで行った。けど、道中は急ぐほどのことでもないしと、途中で寄り道しつつ谷中を目指した。寄り道した場所は、以下の通り。

ひとつめ。上野寛永寺の黒門(於 円通寺)
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官軍と彰義隊が銃撃戦を繰り広げた際のものといわれる弾穴がたくさん。鉄砲傷がたくさんあるわりに、随分としっかりしている感がある。よほどによい材質の木を使ってるんだろう。

ふたつめ。山岡鉄舟の墓(於 全生庵)
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幕末の三舟といわれているうちのひとり、山岡鉄舟(のこりふたりは、勝海舟と高橋泥舟)の墓。となりには三遊亭円朝の墓もある。が、今回はスルーした。
誰が置いていったのかしらないけど、墓前にパック酒(銘柄、かみなり三代)が供えられてあった。しかも堂々の真ん中ではなくて、気持ち左に置いてあるあたりが、謙虚でよいと思う。

帰り道。谷中霊園近くで営業しているケーキ屋に寄って、シフォンケーキを土産に買った。

ちなみに、チャリで山手線を渡って谷中に入る最短ルートって、車坂と寛永寺坂のふたつしかない…と思う。しかも、どちらも結構な急勾配と距離をもつ。さらに強いていえば、寛永寺坂よりも車坂のほうが格段に急勾配でつらい。遠回りして、道灌山か上野駅前を通るという手もあるけど、これはめうせんさん的には、だいぶんにぐるりと回る気がする。
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初詣の途中で

今年の正月は、各地で雪が降るなどなかなかに寒かったようだ。が、東京はキレイに晴れた。
元日は一歩も外を出なかった。元日に外を出るというのは、あまり宜しくないからだ。それというのも、外出するということは、

足が出る=支出

ということに通じ、その年1年は支出が多い年になるらしい。また、外に出るからには、たとえ賽銭であったとしても幾ばくかの金を実際に落とすことになる。だから、昔からの商家などでは元日の外行きを控えるそうだ。

2日目の午後になって初詣に行く。今回は時間の関係もあって、

谷中の七福神めぐり

をしようと決めた。それでも寺社の閉扉まで残すところあと1時間半といったかなりの遅さ。だから駆け足になった。駆け足したけど、案の定、時間の遅さが祟って、田端の福禄寿を廻れずにおわった。それは残念として片付けて・・・
不忍池弁天からはじめて、大黒天、毘沙門、寿老人とまわり、布袋へ向かおうとしたとき、1軒の仕舞屋が目に付いた。以前にはなかった古道具屋である。外には古本が並べてある。その脇に

錆びたベーゴマ

がトレイに10数個入っていた。手書きの値札には、

300円

とある。それを見て思わず、

え?

と目を疑った。錆びたベーゴマが1個300円。それはないだろう。
今でも極々少量だが生産されている。値段は新品で紐をつけても300円したかどうかといったところ。それでも高いと思うのに、錆びたベーゴマが300円。しかも見た感じ、レア物というでもない。子どもの頃、近所の駄菓子屋で、ペチャが10円。タカが30円。紐が10円だったと記憶する。それを考えればなんともまあ高いことよ。
ガチャガチャと手に取ってベーゴマの柄を見ていると、奥から40代後半くらいかという店主の声がかかる。

ベーゴマ、廻せますか?

というから、

廻せますよ

と答えれば、店主はいそいそと店外に出てきて、

よかったぁ、廻せる人が現れた・・・困ってたんですよ、出身が関西なんで廻し方がわからないんですよ

という。
たしかにベーゴマは東京の下町的なイメージはある。が、ベーゴマって一応、全国区で存在したものだから関西にベーゴマ文化がないということはないと思うのだが・・・
まあ、それはいいとして、店主はさっそく脇のビニール袋にはいっているベーゴマ用の紐束らしき束(触った感じが、妙に糊付けがいいというか張りがあった。だから「らしき」とした)から紐を2本抜いて、

ささ、こちらへ。そんな外じゃあ、寒いでしょ、中に入ってください

と下にもおかぬ対応に、すこし戸惑いながらも半身、店内に入って説明する。

ベーゴマの(紐の)巻き方といっても、ふた通りあるんですけど・・・
「ち●こ巻き」と「ま●こ巻き」のどちらがいいですか

というと、店主はぽかんとして

また、すごい名前ですね・・・それはそれで・・・奥の深い言葉ですね・・・いやあ、知らなかったなあ

という。
そりゃあ、そうだろう。そうそう大人が飛び交わせるような言葉ではないしね。
で、1度、ベーゴマがテキトーに置いてある外のトレイに戻って、ペチャ(※1)とタカ(※2)を1個ずつ持ってくると、店主にタカを渡し、自分はペチャを持って、紐の巻きつけ方を見せる。
ひとつは、ひっかけのダンゴ2つの幅をベーゴマ外周分(ちょっと説明しにくいんだよなぁ・・・なんと説明したらいいのかなぁ・・・)を取ったやりかた。もうひとつは、ベーゴマの軸を中心にしてひっかけのダンゴ2つをつくるやりかた(※3)。好みとしては最初に説明した巻き方が好きだ。
巻くときの力の入れ加減を店主に見せながら、ベーゴマを巻いていく。そして、三和土にスナップをきかせて

カチッ

と叩き落とせば、見事にペチャが高速回転する。それを見た店主が大喜び。たぶん、半分は信用してなかったんだろうね、あれ。だから、

廻し方なんですが、前にほかの人から聞いた話だと、外から振りかぶるように廻すようなこと言っていたんですが・・・

というから、即断に

それはフツーの独楽の廻し方です
ベーゴマの場合、手前(内側から)から外へスナップを効かせて打つんです

と説明すれば、なるほど、なるほどと店主はうなずき、さっそく練習に取り掛かろうとする。

ありがとうございました
がんばって練習してみます

がんばってください

そうして、店を後にした。
時計を見たら閉扉まであと10分。思わぬ寄り道になってしまった。そりゃあ、全部なんて廻れるわけないですよ。

後日談。寿老人の近くでみた仕舞屋の古道具屋は、正月限定の出張だったらしい。店主からいただいた名刺によると、普段は三崎坂に店を構えているようだ。

※1・・・サイズからしたら、正しくは(なにが正しいかは知らないけど)「厚ペ」かも

※2・・・これは「中高」だろう
けど、子どもの頃、そこまで「厚ぺ」だとか「中高」とか、言い方にこだわりがなかったように思う。平べったければ、ペチャ。カサが高ければ、タカ。と、ふたつくらいにしか分けてなかったと思うんだよね。

※3・・・ちなみに軸を中心に、ダンゴ2つを対称の距離につくるタイプのほうが、どんなサイズのベーゴマにも対応する。ベーゴマの外周分を取るタイプは、ベーゴマのサイズにあわせるタイプのため、融通が利かない。つまり、ペチャなら、ペチャ。タカなら、タカと専用化する。だから、紐の両端の一方をペチャ用。もう一方をタカ用という感じにする。

根岸「笹の雪」

季節柄、何人かの友人に浴衣のデザインについてトータルからワンポイントまで色々と相談されることがある。が、まづは本人の好みだから絶対にコレっていうものはない。ただ、僕の好みからいえば男は矢張り白を基にした藍染が爽やかでいてよいと思う。これに茶なり紺の献上を締め、桐下駄を突っ掛ければ十分だろう。
それにしても、最近の人は身体のラインが細いから浴衣を着てもどこか様にならない。その原因のひとつは帯を随分と高い位置で締めているからだろう。それだけ日本人も洋服の似合う足長のスタイルになったということかな。
そういう周りの友人に触発されたからではないが、僕も久し振りに地元の呉服屋で浴衣に誂えてもらった。デザインはなかなかよくて気に入っているのだが、着る機会があるのかが怖い。まだ袖すら通していない。まあ、それはよいとして、本題に入ろう。

府中の友人と昼飯を食べることになり、上野で落ち合う。天気は生憎の曇天で非常に蒸し暑い。こういう蒸し暑い日は矢張りさっぱりしたものが欲しくなる。それと乾いた喉に滲みるシュワシュワッとした喉越のもの、詰まりビールも欲しい。
となれば蕎麦屋だが、偶にはちょいと趣向を変えようと、一駅移動して鶯谷で下りる。目指すは根岸の「笹の雪」だ。
言問通りを越えた先にある「笹の雪」は僕が説明するまでもないだろう。豆富懐石の老舗だ。土地柄、昔は吉原へ繰り出す前の軽い腹拵えとして、また、袖にされず運良く朝帰りできた旦那衆が酔い覚ましを兼ねて立ち寄り、ここの「笹の雪」を平らげたわけだ。

是もえんみの輪でうれる笹の雪 (八八14)
遊所よりの帰るさに食フ笹の雪 (九五42)

などという川柳からも吉原と笹の雪の関係が伺えるね。
さて、次第に雲行きが怪しくなり少し駆け足気味で向かうと、下足番も雲行きの怪しさを心配して、丁度、店から出てくるから、

予約してないけど大丈夫かな

と聞けば、ピンと背筋の伸ばして老いてもよく通る声で

お二人様ご案内ィ

と奥に通す。玄関で下足札を貰うと二階に案内されるが、この生憎の天気であっても笹の雪は繁昌していて大部屋の入れ込みは一杯らしく、小部屋に通される。
笹の雪ではなんといっても「豆富懐石」を手頃に楽しめる「朝顔セット」がよい。これは昼間だけのメニューだが、これで十分に豆富懐石の雰囲気を味わえる。ざっと手元のパンフから品書きを抜き出しておこうか。

小付(雲丹豆富・高野豆富、厚揚げおよび花豆の炊き合わせ)
中桶(冷奴)
胡麻豆富
あんかけ豆富
雲水(湯葉巻〈海老・帆立・ほうれん草・きのこ〉の豆乳スープ)
うずみ豆富
デザート(豆富のアイスクリーム)

まづ小付で供される雲丹豆富は濃厚な雲丹の味が口のなかに広がるが、これは可愛らしい一口サイズだからこそ、濃厚な味も後を引かないからよい。いつまでも口のなかに味わいが残ってしまうと後の豆富の味に支障を来たしてしまうからね。
次に中桶とともに供される胡麻豆富は夏には絶品のひと品で、あの胡麻特有のこってりした濃厚さはなく、寧ろ胡麻と一緒に練り上げられた大葉の爽やかな苦味と香りが抜けて堪らなくよい。
懐石といっても豆腐のため、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにという原則は余り気にしないでよい。ひとつひとつをゆっくり味わい、ビールをやっていると名物の「あんかけ豆富」をズルズって啜るころには1本目が空く。どれもこれもビールと非常に相性がよいのだ。
〆の「うずみ豆富」は埋豆腐とも書き、別名を「雪消飯(ゆきげめし)」ともいう。江戸時代の料理本「豆腐百珍」にもその名が出てくるものだが、作り方はいくつかあるようだ。そのうちのひとつが笹の雪のいう「うずみ豆富」で、ここのは茶漬けにして供される。極細かくした豆腐を油で揚げてふりかけにし、これをご飯の上に散らして熱いお茶を掛ける。そして、湯気の立ち込めるところを一気に掻き込めばもう堪らない。まさに〆のひと品といったところだ。

ぼつたりとはさめバ解る笹の雪 (八四32)

先人は実に的確な捉え方をしている。笹の雪についてはこの句に尽きよう。

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熊さん。今のお人で何人目だい?
著者寸描(プロフィル)

浮世名詮〔うきよのめうせん〕

Author:浮世名詮〔うきよのめうせん〕
東西東西~。
さて、これより語りまする者はその名を「名詮」と申しまする。

性格は可成ふざけて居りまして、朝イチから行動すればよいものを、昼も過ぎ、夕闇の濃くなる頃から東都のあちらこちらへ出没し、状況に応じて色々な人物を演じ分ける素ッ惚けた根無し草。

まあ、気楽に気楽にお付き合い下りまするよう、隅から隅まで、ズズいっとお頼み申し上げまする。

先づは

乍憚口上
乍憚口上」つづき
乍憚口上」むすび

を一読下さりまするようお願い申し上げまする。

千穐萬歳大入叶

熊八ブログをケータイしておくれっ
ちょいと、そこのお前さん。無視していくんじゃないよ。めうせんの「熊八ブログ」がケータイでも見ることが出来るっていうじゃあないか。おや、知らない?まあ、この人はなんて野暮なことをいいなさんのかねえ。
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