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酒々井「飯沼本家・まがり家」

本日、なんとか無事に今年の仕事納め。とはいっても、

沢山の宿題(仕事)

を持ち越ししての仕事納めだが、今年は例年にないくらい多く抱えての年越しとなりそうだ。
さて、仕事納めとなると周囲もなんだかソワソワと浮き足立った感じがあって、大して仕事に身が入らないまま午前を終えた。当然、午後もそれなりに仕事を片付ける必要があるのだが、今年最後の昼飯くらいは外で食べようということで、旧鈔堂君ともう一人を語らって外に繰り出す。
おっしょさんには

早く戻って来いよ

と釘を刺されたが既に店は定めてあった。隣町の酒々井にある「まがり家」だ。全然、近くない。佐倉から車で片道20分くらいだ。早く戻って来れようはづがない。
「まがり家」は千葉の造り酒屋のひとつ「飯沼本家」の出店だ。出店といっても飯沼本家の敷地内にある。飯沼本家と書くよりも「甲子正宗」の名のほうがそれと通っているかもね。
その甲子正宗の敷地に、新潟の旧家を買い取って移築したのがこの「まがり家」で、なんでもダムの底に沈ませるのは惜しいということで買い取ったそうだ。が、別段、周りの風景に対して違和感のない建物だ。それだけ千葉にあっても酒々井あたりまでくれば風光明媚の土地だからだろう。
敷地に下り立つと、辺りは麹のよい香りが立ち込めている。丁度、仕込みの時期なのだろう。あの独特の甘い香りが鼻を擽る。
「まがり家」の引き戸をカラカラと開けるとそこは直売所で右手には甲子正宗の酒がズラリと並んでいる。しかし、ただの直売所ではない。二階はアートギャラリの展示スペースとして利用されているし、左手の入れ込みでは簡単な食事もできるといった場所だ。
そして目当てはその食事だ。この店は事前予約しておけば弁当を誂えて貰えるが、今回みたいに、

それ!急げ!

と予約なしで突然に車を飛ばして来た客向けの軽い食事もある。それが「さんまの巻き飯」というやつで、炊いたおこわを秋刀魚で巻き包んで程よく焼いたものだ。これが実によい。食事というよりも酒肴といったほうが断然よいくらいで、間違いなく日本酒と合わせれば堪えられない一品だ。しかし、惜しい哉。今は昼。この後、仕事もまだ全然残っている。となると、ここで酒を呑むわけにはいかないのが実に辛いところだ。
また、添えられた粕汁がいかにも造り酒屋らしくてよい。餅は餅屋じゃあないが、粕は造り酒屋だ。ひと口ズズズと啜れば粕の甘さにホッとする。
三人ともすっかり綺麗に平らげて店を後にする。時計を見ればもう2時を過ぎている。どうも長居し過ぎたようだ。旧鈔堂君を駆り立て、一路、佐倉へ戻る。その車中、後部座席で揺られ乍ら、

時間を見つけて、また来よう

と思った。その時はまた旧鈔堂君を駆り出そう。
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↑酒々井「飯沼本家・まがり家」
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↑まがり家の「さんまの巻き飯と粕汁」
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ドイツワインノスヽメ

面白い光景を見た。場所は大手リカーショップのワインコーナー。
見た目いかにも今風のカップルだ。年の頃は20代前半から半ばといったところか。男はお兄系って感じ。女は渋谷センター街によくいる化粧のケバい感じ。まあ、釣り合っているほうだろう。
今日はクリスマス・イヴ。日本のカップルは浮かれまくる不思議な日だ。
二人でなのか仲間内でなのかは知らないが、この後、ちょっと気取ってワインでも、と思って買いに来たのだろう。
ずらりと並んだワインを目の前にして件のカップルが話している。

女「ねえ、どのワインにするの?
男「こんなにあったんじゃよくわからなくね?

たしかに闇雲かと思うほどずらりだ。

女「やっぱ赤がいいよー
男「コレ、ナントカボルドーて書いてあるぜ
女「あー知ってる。ボルドーって聞いたことあるぅ。ボルドーって有名なワインでしょ
男「じゃあ、これにしようぜ

といい乍ら、僕の後ろを通り過ぎ、レジに向かっていった。

それでいいんですか
そんな簡単に「なんか聞いたことある」レベルでいいんですか

と聞きたかった。が、聞けなかった。別に僕はソムリエじゃあない。薀蓄を垂れるほどワインに造詣が深いわけでもない。が、後ろのカップルのテキトーな会話を盗み聞いて思わず噴き出してしまいそうな可笑しさとあんぐりと口が開いてしまう唖然とが混在した。世の中とはこんなもんだ。

さて、ここからは勝手な押し付けだと思って読み進めて貰いたい。
日本人の口にはワインは「白」が合っているように思う。それもドイツワインがよい。全体、日本に輸入されるドイツワインは甘口だが、後味がすっきりしていて日本人向きの食事にはよく合うように思う。ワインというと直ぐに赤と思うのは早計で、癖のあるチーズなんかで呑むにはよいが、食事を楽しむためのお供には不向きだといつも思う。
そこでいつも周りには、変に知ったかぶってフランスの高い赤ワインを選ぶくらいなら、ドイツワインにしとけっていう。
一般にリカーショップで並ぶドイツワインなんぞはフランスワインに比べたらその種類は10分の一にも満たない。だから、選ぶのに迷いが少ない。定番のリープフラウミルヒ(Liebfraumilch)系とシュヴァルツカッツ(SchwarzKatz)系はワインにそれなりのスペースを割いているところならば、まあ、大抵は置いてある。じゃあ、置いてあったとしてどちらがよいか、といえばこれは好き好きだ。まあ、クリスマスを意識するなら「聖母」をラベルデザインにしたリープフラウミルヒだろうけど、矢張り好き好きだなあ。両方とも軽い甘口だが、後味はさっぱりしていてクイクイっとジュース感覚でいける。そして、値段も驚くほど良心的だ。
男子諸君。女のコを落とそうと変に気取って高い赤ワインを買って、美味いのかどうか判断し難いのを呑むくらいなら、ポテトサラダとクラッカーかなんかでドイツワインを呑み、軽口のひとつでもいい乍ら楽しい時間を作る攻め方に変えたらどうだろうか…それで成功するかはしらんけどね。

目指すは本所松坂町(まで)

今月は諸事の忙しさに感けて随分と筆を滞らせてしまった。全くいけないことだ。思い出しながら、少しずつでも書き残していこう。
さて、毎年12月14日といえば赤穂四十七義士の吉良邸討ち入りがまづ頭に浮かぶのは職業病か。そして、三波春夫のあの福々しい顔が浮かび、名曲「俵星玄蕃」のフレーズが浮かぶ。いつしか細々とした作業をし乍ら俵星を鼻歌で歌い出す始末は、矢張り重症患者とでもいおうか。
去年に引き続き、今年も清澄氏に同道して貰って本所松坂町を目指す。しかし、温暖化の影響か生憎、蹴立てるような白雪は降ってない。僕も清澄氏も稽古襦袢は着ていないし、段小倉の袴も穿いてない。長押に九尺の手槍なんぞ架けてもいないし、あったらあったで、このご時世に持って歩いていたら、銃刀法違反でしょっ引かれることだろう。…まあ、よい。
昼過ぎに浅草は雷門の前で清澄氏と落ち合う。日差しはあるといってもあまり暖かくはない。しかし、週末ということも手伝って浅草は凄い人出だ。まづは戦勝祈願すべく観音様へお参りして道中の小腹満たし用にと「亀十」でどら焼きを買う。それから、いよいよ出発だ。
前回は吾妻橋を渡って、大川を右に見るようにして本所松坂町へ向かったが、今回は反対に大川を左に見て、蔵前・浅草橋見附・柳橋を通って両国橋から本所松坂町を目指すルートにした。このルートを取った理由は至極単純で、蔵前から浅草橋に掛かる玩具問屋を眺め、

なんか心を擽るようなステキな玩具があれば買い求めたい

と思ったからだ。
柳橋を渡って大通りに出れば左手に、その昔、武蔵国と下総国の二国を繋いだところから名づけられた「両国橋」が見える。が、ここでいざと両国橋を渡らずに、折角だからと寄り道して川端の「大木唐からし店」で詰め替え用の七色と粉がらしを買う。大川を左に蔵前ルートを選んだもうひとつの理由だといっても過言じゃあない。僕にとって七色は大事な脇役なんだよ。
とんだ道草ばかりしている十兵次と玄蕃だ。討ち入りする気はあるのかしらん。勿論、十兵次が僕だ。…悪いね、清澄殿。玄蕃をあげるから堪忍してね。
さて、漸くのことで両国橋を渡り、少し行くと右手に近代的な装いの山門を設けた「無縁山回向院」が見えてくる。この寺は明暦の大火で焼死した多くの人々を弔うために建てたられた寺だ。
その境内の一隅に芝居・講談でもお馴染みの「鼠小僧次郎吉」こと中村次郎吉の墓がある。彼の墓石の破片は勝負事に強くなるという呪いから、次々と削られ何度か建て直ししたらしい。今じゃあ

身代わり本尊

の如く前石が置かれて、これを削れとした立札がある。金に纏わることならと一応、削るだけ削ってきたが、ご利益はあるのかね。あれ。代理でしょ。まあ、鰯の頭も信心からっていうから、頼むよ。次郎吉。僕にも千両箱をひとつ届けておくれ。
次郎吉の墓をお参りして、裏門から出て一本向こうを見ると既に人で溢れている。そこが我ら十平次・玄蕃が目指す本所松坂町だ。
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↑本所「回向院」の鼠小僧次郎吉こと中村次郎吉の墓
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それでは「春夏冬、二升五合」をお願いまして、皆々様の御手を拝借。

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熊さん。今のお人で何人目だい?
著者寸描(プロフィル)

浮世名詮〔うきよのめうせん〕

Author:浮世名詮〔うきよのめうせん〕
東西東西~。
さて、これより語りまする者はその名を「名詮」と申しまする。

性格は可成ふざけて居りまして、朝イチから行動すればよいものを、昼も過ぎ、夕闇の濃くなる頃から東都のあちらこちらへ出没し、状況に応じて色々な人物を演じ分ける素ッ惚けた根無し草。

まあ、気楽に気楽にお付き合い下りまするよう、隅から隅まで、ズズいっとお頼み申し上げまする。

先づは

乍憚口上
乍憚口上」つづき
乍憚口上」むすび

を一読下さりまするようお願い申し上げまする。

千穐萬歳大入叶

熊八ブログをケータイしておくれっ
ちょいと、そこのお前さん。無視していくんじゃないよ。めうせんの「熊八ブログ」がケータイでも見ることが出来るっていうじゃあないか。おや、知らない?まあ、この人はなんて野暮なことをいいなさんのかねえ。
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「文は遣りたし、書く手は持たず」なんて謙遜、遠慮なぞは無用ってもんでございやす。へい。

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