国産ウィスキーノスヽメ―現実逃避を兼ねての駄文

最近、更新が思うように捗らない…とは毎度の言い訳で芸がないのは承知だが、事実、色々と兼ねている仕事は忙しい。
しかし、酒を呑む時間はある。いや、作っている。…美味い酒と美味い料理、静かにひとり過ごせる時間と煙草、片手間に読める本と青空があれば今のところなんとかなるだろう。
さて、今回も随分と乱雑で取り留めのない話が続くことを先に断っておこう。

呑兵衛の酒というものは不思議なもので、意識して少しずつ自分好みのを買い集めて行くと、それに合わせたかのように到来物の酒も少しずつ増えていくことがある。こう書くのも今、我が家の廊下には壁に沿って
【ビール】
サッポロラガー(通称、赤星)
【ウィスキー】
マッカラン12年
オールドパー12年
竹鶴12年
ザ・サントリーオールド(通称、ダルマ)
ザ・サントリーオールド・プレミアムリッチ
トリス
ブラックニッカスペシャル
【日本酒】
火牛
菊正樽酒
奥の松
奥播磨(2種類)
福無量(カップ)
【焼酎】
大土佐(清酒焼酎)
小城(シェリー樽麦焼酎)。
【ワイン系】
スパークリングワイン「善」(高畠ワイナリー)。
と並んでいるのを見て、

買ったの半分
到来物の半分

だということに気付いたからだ。
それにしてもウィスキーが随分と割合を占めている。しかも国産ウィスキーの占めている割合が高いのは、寝しな用にと古本屋で買った

川又一英著『ヒゲのウヰスキー誕生す』(新潮文庫、1985年11月)

を読んだことが原因のひとつだろう。
この本は国産ウィスキーの父・竹鶴政孝の生涯にスポットを当てたもので、読み進めて行くと竹鶴が日本にウィスキー文化を根付かせるために、どれほど一生懸命頑張ったかがうかがえ、そして頭の構造が単純な僕は読み終えると兎に角、竹鶴が目指した国産ウィスキーを一度味わってみたくて

矢も盾もたまらない

状態になってしまった。
それで早速買って来たのがオヤヂ連には馴染み深い「サントリーオールド」。ダルマの愛称で親しまれているそれは、当然、その形から付けられたことはいうまでもない。またこれもオールドのトレードマークといっていい深い落ち着いた「黒」色は、上等な漆器に見える黒の色艶を意識しているんだそうだ。
オールドの次に呑もうと考えていたのは、その昔、寿屋宣伝部にいた山口瞳が生み出した名コピー「トリスを飲んでハワイへ行こう」のトリス。彼が酒に関する色々なエセーのなかで題材に採り上げているように、トリスは口当たりが軟らかくてよい。まさにちょいと呑もうって軽い感じでイケる。
そして、国産ウィスキーではサントリーと双璧を為すニッカ。竹鶴がサントリーを去った後、自ら余市に会社を立ち上げ、そこにウィスキーに対する自分の信念を注ぎに注ぎ込んだニッカ。あの「キング・オブ・ブレンダーズ」の顔が変わらずラベルの中でこっちに微笑んでいる。
とまあ、国産のブレンディドを飲み比べ、また気分を変えてマッカランのようなシングルモルトを偶にやると、実に夫々がしっかりとした個性を持っていることに気付かされる。それがたとえ安ウィスキーの代名詞のような先程の「トリス」ですらも存分に個性を発揮している。このようにウィスキーも一つ一つに豊かな個性があるのを見つけると、なんだか楽しくなる。
イイことがあった日も、ヤなことがあった日も、仕事が押して疲れた日も、電車で爆睡して乗り過ごした日も、途中下車して買い物した日も、とその日の気分に合わせて、ウィスキーとの

相性を選ぶ

ことが口福を得たように思えてくる。
あ、余談だが、僕のケータイ着メロは「夜が来る―人間みな兄弟」(小林亜星/作詞・作曲)をDLして設定してある。が、娘会いたさにインチキ出張もしていないし、その可愛い娘から洒落たオールドファッションのペアが贈られてきたこともない。
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酒あれこれ・雑記その二―男二人で

三月も終わり頃になれば漸く寒い寒い冬も収束し、若芽が一斉に芽吹き始め陽気な春らしくなってくる。しかし、三月は別れの時期でもある。

僕も三月でとうとう五年半居続けた机を引き払わざるを得ない状況になり、四月からは別の新しい机が宛がわれることになった。そうなると当然、机のなかを整理しなきゃならないわけだ。
五年半という時間は長いようでいて短く、短いようでいて長い。だから、机のなかを整理すると見た目以上に後から後から色々な荷物が出てくる。僕にとっては

おもちゃ置き場

みたいな机からはミニバケツ・蕎麦猪口・茶碗蒸し器・猪口・御札のコピー・火入れ(楽の脇窯・川崎和楽製)・扇子の形をした箸入れ・携帯胡椒入れストラップ・お菓子についていた応募券を送ったら当たったぬいぐるみなどから始まって、文具・書類…とお定まりのものまで次々と出てきて、段ボールにざっと二箱半になってしまった。
さて、僕と一緒にもう一人、机を引き払い、四月からは別の新しい机が宛がわれる男がいる。僕よりひとつ先輩のコンパスさんだ。彼は六年(もしくは七年か)居座っていた。その彼と年度末も年度末の三月三十一日に、みんな帰ってひっそりと静まり返った仕事場で、

しめやかな酒宴

を開いた。
お互い伽藍堂となった机を前にして、赤星・黒ラベル・ヱビス・スーパードライ・金魚づくしちゃんから貰った山形の地酒原酒・カップ酒などと給湯室やその他諸々から掻き集めた煎餅やポテチ、缶詰などの肴を並べての酒盛りだ。

たった二人だけの

男の酒盛りは思い出話に花が咲いた。良くも悪くも五年六年と居座れば、憂き艱難の思い出のひとつやふたつはあるもので、それを肴に静かに赤星を飲み交わし、笑い飛ばしていると、いつしか黒ラベル・ヱビス・スーパードライも次々空いていく。
なかでも最初に開けた赤星は呑み慣れているはづなんだが、いつもとは少し違った味に思えたのは気のせいだったのか。しかし、時としてこういう安い酒盛りも言葉に言い表し難い

格別の旨さ

というものがあって、それはそれで一興というものだ。
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それでは「春夏冬、二升五合」をお願いまして、皆々様の御手を拝借。

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熊さん。今のお人で何人目だい?
著者寸描(プロフィル)

浮世名詮〔うきよのめうせん〕

Author:浮世名詮〔うきよのめうせん〕
東西東西~。
さて、これより語りまする者はその名を「名詮」と申しまする。

性格は可成ふざけて居りまして、朝イチから行動すればよいものを、昼も過ぎ、夕闇の濃くなる頃から東都のあちらこちらへ出没し、状況に応じて色々な人物を演じ分ける素ッ惚けた根無し草。

まあ、気楽に気楽にお付き合い下りまするよう、隅から隅まで、ズズいっとお頼み申し上げまする。

先づは

乍憚口上
乍憚口上」つづき
乍憚口上」むすび

を一読下さりまするようお願い申し上げまする。

千穐萬歳大入叶

熊八ブログをケータイしておくれっ
ちょいと、そこのお前さん。無視していくんじゃないよ。めうせんの「熊八ブログ」がケータイでも見ることが出来るっていうじゃあないか。おや、知らない?まあ、この人はなんて野暮なことをいいなさんのかねえ。
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一筆啓上、火廼要鎮(メールフォーム)
「文は遣りたし、書く手は持たず」なんて謙遜、遠慮なぞは無用ってもんでございやす。へい。

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