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乍憚口上(憚りながら口上)むすび

結びになってるかは知らないが、ここで「切絵図」というアイテムについて少し書いておこう。
永井荷風や池波正太郎などの先人もやっていた「切絵図」を携帯しての散歩を僕も時たまにする。そして、この「切絵図」を使っての散歩を紹介している本もかなりある。しかし、現物は尾張屋板だろうが近吾堂板だろうがとても高くて手の出せるものじゃない。古書店などで見て廻ると額面の零が一つ以上違うため、こんなのは根無し草にはとても無理。たまに大手の書店に行くと店頭売りで<復刻>物を売っているが、これはこれで一揃え買うとかなりの額になる。古書に比べれば零が一つ減ったかも知れないが、それでも安いとはいえない。ならばどうしているかというと、僕の場合、古地図ライブラリー別冊<切絵図・現代図で歩く>『もち歩き江戸東京散歩』(人文社、2003年7月)を携帯するようにしている。史跡巡り好きの人々の間では結構、定番な本だけあって、なかなか優れている。たしか地下鉄の窓口でも販売していたし、大学の講義などで教材として使っていることもあるそうだ。
ただ、「もち歩き」と冠してるだけあり、カバンに入れても大して嵩張らないのはよいが、惜しむらくは切絵図と現代図が表裏一体式でないことが使用するに際して少し不便にしている。切絵図の方位に関しては現代図の「上部=北」ではなく、あちこちに動くことはあるが、見慣れてしまえば別にどうってことはない。ただただ、この表裏一体式でないことだけが僕としては痛い。それ以外では江戸時代の地図を持って現代の風景を眺めたり、歩いたりして、その変貌振りを見るのは非常に面白い。
また、別に持ち歩かなくてもよい。僕などは寝しなに布団の中で現代の風景を思い出しながら切絵図を眺めて、頭のなかで街を歩いている雰囲気に浸っているだけでも全然飽きない。だから、なにかと便利なので興味ある方はどうぞと、一応、勧めておこう。

と色々まあ好き勝手に書き綴ってきた口上もそろそろ終わりにしよう。書いてる僕がいい加減飽きてきた。ということは皆々様にはもっと退屈されたことだろう。そんな長々の口上にお付き合いいただき、先づはお礼申し上げます。
さて、いよいよ突入します本編の方も宜しくご覧いただけますようお願いいたします。本編は東都を舞台にあちらこちらで呑んだくれてるだけじゃないかって思われるくらい、この口上と違ってもっと砕けた散歩の記録なのでご心配なく?

それでは御用とお急ぎでないお方は、ごゆるりとご覧下さりまするよう、謹んでお願い申し上げる次第にござりまするー。
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それでは「春夏冬、二升五合」をお願いまして、皆々様の御手を拝借。

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熊さん。今のお人で何人目だい?
著者寸描(プロフィル)

浮世名詮〔うきよのめうせん〕

Author:浮世名詮〔うきよのめうせん〕
東西東西~。
さて、これより語りまする者はその名を「名詮」と申しまする。

性格は可成ふざけて居りまして、朝イチから行動すればよいものを、昼も過ぎ、夕闇の濃くなる頃から東都のあちらこちらへ出没し、状況に応じて色々な人物を演じ分ける素ッ惚けた根無し草。

まあ、気楽に気楽にお付き合い下りまするよう、隅から隅まで、ズズいっとお頼み申し上げまする。

先づは

乍憚口上
乍憚口上」つづき
乍憚口上」むすび

を一読下さりまするようお願い申し上げまする。

千穐萬歳大入叶

熊八ブログをケータイしておくれっ
ちょいと、そこのお前さん。無視していくんじゃないよ。めうせんの「熊八ブログ」がケータイでも見ることが出来るっていうじゃあないか。おや、知らない?まあ、この人はなんて野暮なことをいいなさんのかねえ。
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「文は遣りたし、書く手は持たず」なんて謙遜、遠慮なぞは無用ってもんでございやす。へい。

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